スポンサードリンク
環境保護団体(コンサベーション・インターナショナル)がブラジルの草原地帯セラードの調査で足のないトカゲなど14種類もの新種と見られる動物を発見しました。
魚8種類、爬虫類3種類、両生類、哺乳類、鳥類などの計14の新種が見つかったされたのですが、まだまだ新種がいる可能性は高いようです。見つかった新種の中でも足のないトカゲはヘビのような形状をしており、突起を上手く利用して地面を這って移動します。ヘビのような動きとはまた違うようです。
まだ発見されていない新種を含め、セラード地区の生物や植物は危機的な状況に追い込まれています。アマゾンの熱帯林の2倍の速さで農耕地や牧場に転換されているからです。
南米ブラジルの世界自然遺産、セラード保護地域とはどういう場所なのでしょう?セラード保護地域はブラジルの中央に広がる熱帯性草原にあり、半年以上も雨が降らない乾季とスコールのような雨が降る雨季がある地域です。その為、世界でも類を見ない新種の生物が多々発見されることがあります。
地球は水があってこそ、生物が生まれ、多種多様の植物や生物が生まれ、進化と退化を繰り返していました。しかし、現在は少しずつ世界が砂漠化されているため、生物や植物もその形態に進化しなければならなくなりました。ブラジルのセラード保護地区でも雨季と乾季の間に生まれた生物たちが多く存在しているのです。
ブラジルはコーヒーで有名ですが、セラード地帯でもコーヒーが盛んに栽培されています。セラード開発支援で1980年にコーヒーの入植がはじまり、新しい農業技術を取り入れ、理想的なコーヒーを提供してくれています。
もともと、セラードは何も育たない不毛の土地と言われるほどの痩せた土地でしたが、開発支援を行ったときに、鶏ふんや石灰を大量に入れたことで、見違えるように良い土地に変わりました。現在では大豆の生産はアメリカに次ぐ世界2位の土地になり、他にも綿、コーンなどが栽培されています。
しかし、この開発支援による農家の問題も大きく浮上してきました。借金に追われる農家が増え、それが原因で離農していく農家も少なくないということなのです。開発支援といっても資金を全額負担してくれる訳ではありませんので、農家にかかる借金返済の負担は大きくなり、人口の増加より食料生産の増加率の方が高くなったことで、食料の価格は安くなってしまう悪循環を生みました。
新種生物が見つかるのは、日本では珍しいことだが、世界各国を見るとそんなに珍しいことではありません。実際に2007年5月に、南極大陸に近いウェッデル海の深海で700種もの新種を発見しています。結局のところ、まだ調査されていない場所が多いということになるでしょうか。人間の調査能力が上がってくれば、それなりに新種はたくさん見つかるのでしょうが、調査するには当然、調査費用が必要になるからです。